ホワイトデー焔の料理人ハティさん一人旅―チュリグ編―
「豆だ。豆をくれ。」
チュリグのグリムの元へ、突如ハティが現れた。
「なんですかいきなり。」
「豆が欲しいんだ。究極の大豆だ。ここならあると思って飛ばしてもらった。」
わけのわからないことを口走りながらグリムに詰め寄る。
「豆でしたら栽培していますが……。究極かどうかはしりませんよ。」
「ありがとう!ここで栽培されているものなら大丈夫だ。きっと究極の大豆に違いない。」
グリムは困惑しながらも大豆畑へハティを案内し、大豆を袋にいれて手渡した。
「これが……究極の大豆……!」
「ありがとうグリム!次はリーフィ大陸だ……。開けてくれ!ミネルヴァ!」
その声と共にハティの目の前に扉が現れる。
そして扉が開きハティの姿は掻き消え扉も消え去った。
「なんだったんでしょうかあれは……。」
グリムは微妙な表情で呟いた。
ハティさん一人旅第一弾です!次はリーフィ大陸に水を戴きにに参ります!